2013年3月30日土曜日

レディー蛾蛾 Welcome to the world of moths


ウガンダは4連休。
会員になっているNGOの蛾の調査に行ってきました。
We are having easter holidays in Uganda!
I went to Mpanga Forest Reserve to research on moths.


After arriving the forest, we set up a net and Ultra Violet light.  There we had lots of moths and we enjoyed observing their shape, colors and behavior. We had an expert who researching about moths. This is the first time to meet ugandan woman who never minds sleeping in a tent for many days and enjoy watching moths. She is very knowledgeable and very good at explaining. According to her, the kinds of moths we observed depended upon temperature, hight and time. She said that male usually show up first and female appear later. She doesn't know the reason, though. It was very much fun, however my body was somehow itchy.


行き先は首都から1時間のMpanga Forest Reserve.
夕方14:00集合で、どうせすぐ出発しないだろうと思い、14:45に行ったら主催担当者自ら裏庭の芝生で寝てた。あいかわらずゆるい感じの集合スタイル。
参加者の1人は椅子に座って木の下で編み物。とりあえずあいさつしました。
そしたら、「カナコも寝転んだら?」って。はいよ。もちろんそうしました。

出発したのは16:00。現地着は17:30それでもいちおう予定通りの展開。

到着後、上の写真のようにネットをしかけ、 紫外線ライトをあてました。
そしたら、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい、、という具合にたくさんの蛾が集まって、、、。
あたしゃ、写真をとろうと必死でしたが、なにしろ蛾がいっぱいいるところに踏み込んだ訳で、わたしは蛾に熱烈歓迎を受け、体のあちこちなんとかゆくてたまらん!!!

このガは、羽が一部透けていておしゃれ
 つかまった蛾は、博士号とったばかりの女性研究者パーペチュラさんが。解説してくれました。

この人、伊勢物語でいうところの、「虫愛ずる姫」、別名レディー蛾蛾(わたしが勝手につけた)

要するに自然好き変態のひとりです。
虫の調査のため、テントにこもって何日間もフィールドですごしているんだとか。

ひょえー、そんなウガンダ人の女の子がいたなんて!!


こんなキテレツな虫も登場


この日は、気温低めだったので、蛾の出具合はちょっと鈍い感じ。
仕掛けネットの地面からの高さ、時間帯、気温と天候によって出具合が違うらしい。
たいてい、♂が先に出て来て、♀があとから登場するそうです。
蛾の寿命はいろいろだそうですが、彼女によればこのへんのは3〜5日ぐらいが多いんだそうです。同定には図鑑がないのでネットを利用しているとか、、、。



バッタもこんばんは。

蛾以外にも、セミも遊びに来ました。

こちらのセミはきれいなライトグリーン。
鳴き声もちょっとハイトーンで上品な感じ。やれできるんじゃないか!君ら。
Other than moths, we also found grasshoppers and cicadas. They sing in high tone.








 晩ご飯は、ウガンダスタイル。
蛾が出るかと思ったら、違いました。
蒸し炭水化物、緑のマトケ、チキン、牛、、、
食べたのは21:00すぎ。
翌日はもれなく胃もたれ






キャンプファイアーを囲んでごはん食べました。
こんなことがウガンダでもできるってスゴい事ですわ。
夢にも思わんかった!

そして夜空は満天の星。

こんな過ごし方もできるのか!と学んだイースター休暇なのでした。


We also enjoyed having dinner with having camp fire. The sky was beautiful with stars.
it was fantastic night.
We think that we might be able to develop this activity as a part of entertainment for visitors.
I would like to have trial tour. Do you think we have participants? I think we will.

この研究者さんと、これを公式にプログラムにしてはどうかね?やってみよっか?と帰り道話してきました。

蛾、みんな見たい?
気持ち悪いけど、彼らも大事な食物連鎖のひとつを担っています。
やっぱり研究者の話を聞くとたちまち面白くなる!
是非実現したいなあ!


あなどるなかれ、Made in Uganda

毎度ご無沙汰です。
きょうはウガンダが誇るプロダクツ、ニャボほうきのご紹介です。

わたしはこれまで中国製のほうきとちりとりセット(日本円換算400円ぐらい)を使っていたんですが、用途を誤ってゴキブリ殺しに使ってしまったのをきっかけに、ほうきの柄とブラシ部分がそれぞれの道を歩み始めてしまいました。

そこで、新しいほうきを買いたいと同期隊員に打ち明けたところ、、、

「だまされたと思ってあのおそうじのニャボ(女性)が使っているほうきを使ってみるがよい。」とすすめられたんです。
「え?あれって、ワラみたいなの束ねただけでしょ?」
「いやいやそれがいいんだって、使ってみなさい。ただし耐久性はないけど。」

半信半疑悩み抜いたけれど、なんと日本円にしてお値段17円程度。今日、買ってみました。




ほんとにワラ束ねてゴムでとめただけ。
魔女の宅急便のほうきみたい。

さっそく帰って使ってみたら、、、

えっ?

えっ?

うわっ!

うわっ!

うわわわっ!!!

なんと、凄いイイんですよ、奥さん♥

ブラシ部分のしなり具合が最高なんです。
一見、掃ける範囲が狭そうに見えますが、想定外の範囲を一気に掃けます。
おまけにすごい細かい砂ぼこりも一掃!!


このほうき、くせになる!

ウガンダのプロダクツはそもそもそんなに品数がないし、あったとしても、これで商売しようなんて何考えとんじゃってものが多いですが、(最近、日本のが良すぎると考えた方が心穏やかに暮らせることに気づきました) このほうきは最高です!


***おまけ***

Kaniyo-Pabidiというかなぺが応援しているエコツーリズムサイトにいったときは、こんな生木ほうきで掃いてました。
葉っぱついてるから、もっといいんだろうか?




2013年3月16日土曜日

仕分けしてしまいたい。特典いっぱいウガンダのワークショプ

わたしが今葛藤していること
それは、この国のワークショップのならわし
(日本でもそうだけどさあ。)

「啓発」という名の下にワークショップが行われます。
主催者側は、ノート、ペン、飲み物、ランチを提供します。
予算にも必ず計上されます。
逆に、出さないと参加者に怒られます。

わたしが子どもの頃、廃品回収をしていましたが、終わったらアイスクリームの引き換え券がもらえたので行ってました。
それと同じ??
でも、廃品回収はただの肉体労働でその後の見返りはないけど、
ワークショップは自分の知識を蓄えたり、人脈をつくる絶好の機会だから未来への投資としてあたしだったら有料でも自腹きって行ってましたが、この国では参加費無料でさらにそれ以上用意しないと人が集まらないようです。
(勉強しに来てるのに、ペンもノートも持って来ないなんて、おたんこなす!!ってちゃぶ台ひっくり返したくなります。基本受け身だよね。)


2月末に、カンパラ市を観光地として盛り上げようというワークショップがありました。
観光関係者は外貨が得られるので、比較的裕福な人達です。
このワークショップ集合8:00am、開始されたのは9:45am、、、、、、
でもこの1:45の時間は決して無駄にしてはいけません。
ウガンダの人達はこの時間を人脈作りの時間として有効活用していることに気づきました!



みんなスマートフォン持っています。PC広げてたりします。日本の光景と変わりません。
それでも、上記のものが提供され、お水は飲んでいる途中のものでもお昼に一旦廃棄されて、新しいものに取り替えられていました。
(この飲みかけボトルの行く末はいかに、、、。いったいこのホテルで毎日何本ペットボトルが捨てられて行くのかしらん。)

私自身も主催者として、予算を立てないといけないことになったんですが、郷に行っては郷に従えとわかっていても、やっぱりあほらしいと思ってしまうのです。

たとえば、暮らしがちょっと不便になるとか、労力をもとめるような話を聞いてもらうためにこういうことするのはわかるけど、
自分たちに有益になるような話を提供するのに、さらにもてなす必要があんのか?と思ってしまうわけです。
何ももらえなくても勉強したい、知識を身につけたいって人だけ来ればいいってね。
(↑こういう人はちゃんといます)

お金もったいないよなあ〜〜 
わたしボランティアだからそんな金用意できないんだもん。(本音)

2013年3月9日土曜日

かなっぺ、苦手と戦う 足踏みミシン編


先日、服飾隊員さんのところへ、足踏みミシン講習会に行ってきました。




足踏みミシン   ― それは、ツウが使う、素敵な道具。

     そのカタカタって音、 
     電気いらない→どこでも縫える
     足のポジションングとそのシルエット、、
     何を取ってもカッコいい!!



足踏みミシンとかなっぺの暗黒の歴史

     わたしが家庭科嫌いになった原因。
     なにしろ小学校のころ授業でこれを使っていた。
     当時、わたしは長期休みの度にジャノメソーイング教室に通っており、
     ミシンと言えば電動。
     ジグザグどころか刺繍もボタン一つでできちゃうの使ってた。
     この小学校の授業で、
     下糸をボビンケースに入れてセットするというファーストステージで挫折。
     押さえ金を少し上げて返し縫いをするというハットトリックができず、撃沈。
     糸くずまみれになって帰ってくる私を見て、母はあきらめの表情。

てなわけで、わたしは足踏みミシンアレルギーだったんですが、ウガンダは、電気がろくにないのでこのミシンが主流で、マーケットに行くと店の軒先でテーラーさんがカタカタ心地よい音を立てて縫ってます。
苦い過去を思い出しつつ、ちょっとうらやましいといつも思いつつ8ヶ月経った2月あたまに、先輩隊員から、この講習会の案内をいただきました。

で、(もう一度、あいつと戦ってみよう)

と思った訳です。

格闘すること2時間。


先輩隊員のご指導でバーククロス×チテンジ(アフリカ独特の柄がプリントされた布)の名刺入れができました!!   ↓
茶色の布はバーククロスといって、
樹皮をはがして叩きまくってなめらかにして作ったウガンダに古くからある伝統工芸。
これで洋服を作って王様などが着ていたそうです。

縫い目がわやですが、ご愛嬌ってことで。

肝心の足踏みミシンアレルギーは、、、、、なんと克服しました!
それどころか、足踏みミシンが欲しくなっちゃった。

100ドルぐらいで購入できるとのことで、ソワソワしています。
買って日本に持って帰りたいよぉ。(日本で買ったほうが安いかな)

もりもりしてる森 Mabira Forest Reserve


かなぺ、きょうはウガンダの原生林に圧倒されてきました。
すごいでしょ、コレ。Fig tree
ひょえ〜

首都から55kmのところのにあるむちゃでかい森、マビラフォレスト(300平方キロ)

この森は、ウガンダの森林保護の歴史を語る上で欠かせない森なのです。
ちょっとずつちょっとずつ、サトウキビ畑に変身してしまっている。

この森だけでわかっているだけでも200種類の木がありまして、あたしゃ、木が好きなんで覚えたいんですが、なにしろ全て学名でみんな呼ばれているから覚えにくく、樹皮、葉っぱ、実、手がかりいろいろありますが、違いを確認できる図鑑もないので、もうさじ投げ状態。

しらみつぶしに覚えるしかありませんが、配属先のフォレスターも困ってしまうほどらしい。
ガイドもネタがある木だけを紹介するという感じです。


この綿毛。ひとまとまりにそれぞれ種がついています。
タンポポの種がおっきくなった感じ。森の中で舞ってました。


ここは、ガイド無しでも歩けます。

森はもりもりしてて、素敵なんですが、わたしの配属先が持っているエコツーリズムサイトのトレイルは、どこもかしこもとにかくずっと森です。
トレイルの途中で、尾根に出るとか、少し開けるとかがありません。
2時間ずっとずっと森の中。札幌の、野幌原始林に似てます。
これではセルフガイドの一般人は飽きるな。
こりゃ、ガイドともっと歩いて、途中にもっと見所がないのか開拓する必要があると思いました。

トレイルランコースとか名付けて、カンパラのジョギング好きに、走ってもらったらいいのかなと思いました。
駐車場ときれいなトイレとシャワーがあったらいいなあ。


もうちょっと練らないと。



***おまけ***

いやはや、きょうの朝はたいへんでした。

出かけようと思ったら、どしゃ降り→もうすぐ着くなと思ったら、事故渋滞
→マビラフォレストで降ろしてと言ったのに、ドライバーど忘れ。
何かやろうとすると、いろいろハードルがあります。笑






2013年3月4日月曜日

ウガンダに北海道の幸の可能性をさぐる 1

このサケとばは北海道を代表するコンビニのセイコーマートオリジナル商品で498円也
ウガンダでは、500円払えばおしゃれなカフェでおいしいサンドイッチが食べられる値段

ウガンダの人々の食の世界は、申し訳ないけど狭い。保守的。仕方ないんだろうが。
でも野菜は北海道でも育ってるものを好んで食べてるんだから、少しは重なる部分ないんだろか?ということで、、、

標題のとおり、我らがセイコーマートの鮭とばが届いたので、さっそく職場で配ってみました。
だってさあ、魚と言えば「ナイルパーチ」「ティラピア」の二種類をさす国で、そもそも海がないですからね、この北海道が誇るサケを食べなさい!と半ば押し付けてみた。

さて、感想は??


1、睡眠時間2時間でマラソンと読書が趣味の総務職員ティム♂(アジア人の恋人募集中)のコメント
「おれはアジア好きだから、こういうの大好き!」
→聞かなくてもだいたい答えは想像できたよ。キミの場合。


2、やさしいおそうじのジョスリン♀のコメント
「魚、食べちゃいけないの、わたし、ごめん、カナコ」
→なぬ??言い訳?

3、40代ナイスバディー、水泳趣味の経理主任ホープ♀のコメント
「魚、食べちゃいけないの、わたし、ごめん、カナコ」
→あなたもか、、ウソじゃないらしい。そういう地方があるんだって

4、残業休日出勤キング(明日からやっと1ヶ月休暇)、バイオマス担当 ラシード♂のコメント
「・・・・うまいよ(ウソっぽい)」
→ありがと、優しいね。しっかり休んでね。きみが一ヶ月もいないなんて寂しいよ。


5、わたしの指導教官、Mr.カビ♂のコメント
「鮭初めて食べた!でもシムシム付けて食べたい。」
*シムシム→ピーナツバターのごま版ペースト
→こらっ、鮭の味消えちゃうでしょ? 漁師怒らせるわ、きっと。



ということでしたが、とりあえず、この干した魚をそのまま食べる事にそもそも抵抗があるようです。
こちらも干した魚を食べますが、そのまえに火を通すのが当たり前らしくて、びっくりされました。

このほかに、みそ、片栗粉、さきいか、きのこの山、干し梅、沙紗、コンブ茶、ふりかけおにぎりなどが待機しています。
シリーズでお届けする予定です。笑