2013年6月26日水曜日

貯金より植林? 財テク@ウガンダ


きょうは、首都から少しだけ離れたNaitonal Tree Seed Centre にいってきました。
ここは、配属先が経営していて、木の苗、種を売っているところです。

2週間後に農業祭というのがあって、それに出展します。
この農業祭、いろいろあるイベントの中でもなかなか大きい方で、種や苗を売るチャンスなので、簡単なリーフレットでも作ろうぜってことになり、人気がある苗と種の情報収集に行きました。


ほんとうは医者になりたかったという植林の専門家マイケルがものすごい知識で解説してくれて、わたしは大満足。びっくりしたのは、この木の年齢。


おい、コラ、
7年で、こんなに伸びんのか!!
マイケルの7倍じゃないか!


ウガンダはわたしの印象ですと日本(北海道としたほうがいいか?)の倍の早さで木が育ってます。
日本は冬があるから成長をストップしてしまう時期があるので、そりゃ時間がかかります。一方、ウガンダではほっておいても木は勝手に伸びまくるので、土地を持っている人たちは、木を植えて、何年後かにそれを木材や燃料として売っており、植林を手間がかからない儲かりの手段として実践しているのです。

日本だったら、植林に投資するなんて、時間もかかるし、自然災害もこわいし、リスクだらけですが、ウガンダは自然災害と無縁で、「もしも」というのがナイ。
よくも言い切るなと思われそうですが、だってほんとにナイんだもん。
三匹の子豚の、いちばんヘボい家でもしばらくは暮らせます。
( そもそも、ウガンダ人からそういえば"If"とか"In case"とかってのを聞いた覚えがあまりない)

だから、銀行に貯金するより、植林してそれに賭けてみるという人達がいるわけです。

こう書くと、森づくりして、それで儲けるなんて、なんか環境も経済もまわせちゃう目からウロコのしくみじゃん!と思ってしまいますが、実際に植えてる樹種は外来種がほとんどで、そんなふうでいいのか〜?と言いたくなります。

ウガンダは国立公園か森林保護区でないともう、森がなくってさあ。
植林地は、一種類の木がダーーーッと植えられているだけで、多様性って何ですか?って感じです。






でも、、、

このごろは、とりあえず木が全然ないよりは、いいのかもしれん、と寛容になりました。




***おまちどうさま! 例のコンポスト実験ミッション 近況報告***





コンポスト使っても使わなくても、対してかわんねー。


なんなのよー


シソは、発芽すら絶望的。


レタスは一番先に発芽しました。


でも



全部鳥に食われた(→コンポストじゃないほうだけ)
鳥ったら、ウンコまでしっかりしてった!



指名手配中です。

2013年6月24日月曜日

進め!電波おばさん エライ人たちに突撃

Sometime, we, volunteer are given some lucky opportunities! This time,  I had a chance to meet the vice president, minister of tourism and the secretary-general of WTO!

かなぺ、なんと生で副大統領を見て、さらに観光大臣、世界観光機関の事務総長に話してきました!自慢!笑



それは、世界観光機関の事務総長がやってきたので、ウガンダ観光関係者みんなでウエルカムパーティーをしようという催し
(招待は2日前、相変わらず思いつきでやっちゃう観光省)に、日曜で休みたい配属先のボスにかわって、私が出席するというミッションでした。

蒼々たる出席者リストに一度は断ったのですが、別の作戦を思いついたので行く事にしました。それは、先輩隊員が作ったウガンダを世界の人達に知ってもらうための曲(すごくいい曲です!聞いてみてください、、http://youtu.be/Jbsa-Tcgq3g ) のCDをエラい人達に渡す!というもの。


そもそも、直接話しかけていいのかどうかわからなかったんですが、こんなチャンスないから逃したら絶対後悔すると思って、古いけど「電波少年」を思い出して、突撃しました。

まずは、副大統領。
え?出席者リストにないよ。
だれも来ると思ってなかったらしい。笑
サプライズだったようです。

退席される時に、前から待ち伏せしたら、ものすごい悪人顔(悪人顔で有名なんだと)。
一瞬ひるんでしまい、出遅れました。
顔を覗き込んで「ふくだいとうりょ〜」と声をかけましたが、無視。笑

そしたら、ボディーガードが気を利かせて話しかけてくれました。

「なんか用か?」

「ハイ! わたしは日本のボランティアなんですけど、仲間がウガンダをPRするこんなすてきなCDを作ったので、お願いだから絶対、絶対、副大統領に渡してください。」

「よし、わかった。渡してあげよう。」

「必ず必ず渡してください。それにちゃんと聞いてくれって言っておいてね、絶対」

「わかたわかた。」

ということで、副大統領とは直接話せず、、、。(そりゃそうだ!)


続いて、観光大臣、WTO事務局長が去って行く、、、、
同じく、「かんこうだいじ〜ん」「じむきょくちょ〜」と前から待ち伏せしましたが、無視。笑
同様に、ボディガードにCDを渡しました。


 ということで、直接話せなかったので
しょんぼりしてしまいました。


その後、ちょっと壁の花になったりしてみました。(野外なので壁はないけどさ)
このところ、白い人達のかたまりか、黒い人達のかたまりか、どっちかに飛び込まなければならない場に出る事が多かったので、団らんに入っていく活力を失い、
アジア人というのを気にする必要は全くないですが、なんかここんとこ気力がなくって、、、、、ショボーン。

でも、いかんいかん、ここでしょんぼりしては! と、
飲み物コーナーで炭酸を飲んで意を決し、戻ったのです。
そしたら、観光大臣、WTO事務局長が戻って来てた!

観光関係者のえらい人達が列をつくってあいさつしていました。
一応、わたしも配属先の代表だもん、とどさくさに紛れ、エラそうにひょっこり並んでみましたら、なんと挨拶のチャンスがやってきたのでありあます。

無事おふたりに主旨を話してCDをわたしました。
そしたら観光大臣からは「ウガンダのために活動してくれてありがとう」とハグ。
(先輩隊員にこの言葉そのままお送りします!)
事務局長からは「JICA大好きだよ〜 2週間後に日本行くんだよね〜 ちょっとメールくれない?」ってメルアド交換しました。笑

なんて気さくなの!

ということで、怒られそうですが、Mission Accomplished!


こんなわたしのようなタダのおばちゃんが、大臣に話しかけるなんて、日本じゃ考えられません。
ボランティア、いろいろ可能性が広がるわけです。




***おまけ***

こちらでは、イベントには招待状がつきものです。
それを忘れるとえらいことになります。
ちなみに今回はこんなの。




観光省からの招待状なのに、
ライオン伸びちゃってる。

このライオン、沖田浩之みたいだ。。。



そっか、ライオンに見える沖田浩之なのかもしれん。


マニアックな仕上がり。

2013年6月19日水曜日

カナペ、こどもゴコロを思い出す


がんばってるっしょ? 笑

ひさびさの接客業で、うれしくてがんばりました。
ホイマという町で、ツーリズムエキスポがありまして、
わが配属先のエコツーリズム部門も出展して来たんです。



でもね、このエキスポ、どうやら資金稼ぎのためのもので、出展者から場所代とかばか高い値段をふっかけて、主催者が儲けるためのものでした。

準備の段階で、だいたいわかっていたので、同僚には「こんなもの出るのやめよう」って言ってみたんだけど、「いやいや、ボス同士の付き合いとか面目とかあるから出さなきゃいけないのよ」って。
「じゃあ、せめてコスト下げよう」ってことになって、配布物とか、有料にしたり、最小限にしたわけです。


結果的に、最小限にしたことは間違ってなかったけど、一つ、大事な事思い出しました。




見て見て! 
この、子どもたちの楽しそうな顔!

子どもたちが持っているのは、実は我々の配布したものではなく、隣のテントのお金がある国立公園協会が無料で配っていたものです。


これ、こういうの! 忘れてたぁー! わたし!!!

わたしの活動、常に大人の論理で、なんでもかんでもお金がかかることに目くじら立てて「コスト削減」で頭いっぱいだったんだけど、子どもたちが、もらったパンフレットに載ってる動物の写真を楽しそうに眺めているのを見て、、、あ〜〜わたしもこうやってパンフレットもらったの宝物にして何回も読み返したっけ〜って思い出した訳ですよ。

これだわ〜

パンフレットをタダで配るのどうこうじゃなくて、この子どもらの笑顔を見た時に、子どもたちが、面白いと思ったり、感動するような体験をできるだけたくさん与えてあげなきゃと思った訳です。

なんでそんなあたりまえのこと忘れちゃったんだろ〜


この子たちが大人になったときに、(そういえば昔、へんなアジア人が森を守れって紙芝居読んでくれたっけ、、、)って一人でもいいから思い出してくれる活動をしよう!と思ったのでした。



2013年6月12日水曜日

環境とみんなにいいこと ウムガンダday と 紙袋 in ルワンダ

しつこいですが、ルワンダの旅のつづきです。
(わたしはどうもこの国に惚れてしまっています)

同期がスーパーに連れてってくれました。
このスーパーは南アフリカのチェーン店で、ウガンダにも何店舗かあります。

営業時間のところに不思議な表示が!



これでは読めない、老眼の母のために、拡大↓ (笑)



Umuganda day??

なにそれ?

と同期に聞きましたところ、、

ルワンダでは、毎月最終土曜日の午前中は、コミュニティー奉仕デーという日になっていて、ご近所の掃除やら、草刈りやら地域のための活動をする日になっているんだそうです。

どんな活動をするかは地域の会合で決まるらしい。

この時間帯は、ルワンダ国内の商店は営業禁止!
営業したら捕まるんだって。

24時間営業で正月も経済活動しちゃう我々の国も、ちょっとこういうところに立ち返ったらどうでしょうかねえ。

ご近所さんもこれで仲良し、ということで、すばらしいではないですか。



そしてわたしの住むウガンダではタダで配りまくってるレジ袋も、この国では同じチェーン店ですが使用禁止なので、全部紙袋でサイズもいろいろ揃え、配布していました。
(紙は再生紙をつかっているようです)

会議に出た時に、「紙袋だと野菜とか水分多いもの入れるとちょっと不便じゃないですか?」ってルワンダ人のいろんな人に聞いてみましたが、「いやいや、慣れるんだよ。最初はみんな戸惑ったけど、やっぱりその分環境が良くなるって考えたら、多少不便でも大丈夫さっ」って。

「こういう意識はどうしたら生まれるの?」って聞いてみました。
「政府が環境教育に力を入れていて、小学校からカリキュラムに組み込まれているんだよ〜」

だって。

レジ袋が紙袋になって、たしかに見苦しいゴミは少ないし、捨てられても早く分解されますが、その分大量に紙を消費しているので、どれぐらいエコなのかと深く考えるとちょっとよくわかりませんが、、、

みんなの意識がすごく高いことはとてもいいことだ!
やはり教育なのだ。と思った訳です。


***ちなみにウガンダもこういう取組みをやろうって声があがったそうですが、プラスチック産業を盛り上げようとしてきた歴史的背景があり、圧力がかかって、実施にいたらなかったそうです。いろいろムツカシイ。

2013年6月7日金曜日

ルワンダ食いだおれ

ルワンダは最高な国です。

外灯がある、信号が動いてる、何より、秩序がある!!

→ちゃんとしてる!!




きょうは、首都キガリで同期隊員と感動の再会。
食べ歩きしました。


10:45am   パン屋 La Galetteに到着。

この店のパンがあらゆるスーパーに出回ってます。
おいしそうなパンたちが、ショーケースにライトがついて、きちんと並んでました。
ここは、アフリカか?


夢の量り売り。おしゃれじゃないか!
クッキーとタルトのようなのを獲得♥ 600 + 300フラン(180円ぐらい)
お い し い 〜〜♥
もう一度聞きたい、ここは、アフリカか?



12:45pm    評判のスーパーバイキング屋に挑戦

これはすごい、基本の食材はウガンダとかわらず。
でも豆だけで5種類!じゃがいもだけでも5種類、さついまいもだけでも5種類、
かぼちゃだけでも3種類、カロも3種類の料理!うわ〜〜



ライスだけでも4種類もある!


さかなのフライ、串刺しをトップに。
おなかびっくらこ。
1800フラン(380円ぐらい)
これは、アフリカだ。




15:00   市内に3つあるおしゃれカフェのうちのひとつへ
      

間接照明、ふわふわソファ。フリーWIFI...

また聞きたい、ここはアフリカか?

クッキー付きコーヒー
1400フラン(280円)
値段も日本とさして変わらん。
そのかわり、コクと香りがすばらしい。


ウガンダと似てて、ルワンダもちゃんとしたコーヒーは輸出用に持って行かれてしまうのがほとんどでゼータク品です。きっとスタバに行っているでしょうね。
地元の人たちはミルクたっぷりの紅茶を飲んでるからね。
それもおいしいけどさ。


18:30          串刺し屋さん (ルワンダ語の名前があるんですが、忘れちゃった)



真ん中のはゴート(ヤギ肉 100円ぐらい)
下のは牛レバー(一本1000フラン 180円ぐらい)
タマネギと交互に刺してあってルワンダの「ねぎ間」

オーダーしてから出て来るまで軽く1時間かかるからねって同期に言われ、
覚悟していましたが、この日は意外に少し早めに出てきました。


オムレツちょうだいと言って頼むと、こんなキッシュみたいなのが出てきます。
直径30cmぐらいあるかも。
これがむちゃくちゃおいしい♥
牛レバーも入ってる。


このレストラン、大人気で、人がいっぱいいました。
とにかく食べまくりまして、ほんとうにおいしかったし、何しろルワンダいい人多くて、接客がいいから、気持ちいいです。
でも毎回値段がかわるらしいです。適当だな。そのへん。

それでもルワンダ大好きだ〜。

ルワンダを味わいました。ああ、もうちょっといたいし、また来たい。

2013年6月6日木曜日

反省会→博覧会準備→学会 最近のわたし

更新さぼっていてすいません。

先週からボランティア始まって以来の仕事に追われる日々が続いております。
今回は成果発表みたいな内容なので、つまらん内容ですが、たまには仕事しているということをアピールするために、載せさせてください。

1、先週は、配属先の管理職クラスのみなさんの四半期反省会に出席してきました。エコツーリズム部門はなんとわたしが発表することになりまして。。。
「エコツーリズムをもっと大切にあつかってくれ〜 専門の人を雇ってくれ」って話しました。


今回の会議に期待するものをズラズラ書き出しているところです。

こういうミーティングやワークショップが、ウガンダではホテルで行われるので、とにかくホテルは会議で儲けています。
たしかに、エラい人たちの集まりなので、本部オフィスとかでやると、来客とか電話とかで集中できない可能性はあるから場所を離すのはわかる。
そして、ちょっと離れた環境でリラックスできるから同僚たちの交流も大事。

でもね、

ミーティングの参加者には、交通費と出張手当が出て、10:00のティータイム、13:00のごはん、18:00のカクテルタイム、ぜんぶ付いてくる。これが2日半続きました。
そしてそれを参加者はあたりまえのように受け取る。ありがたそうにもしてない。
これってどうなのか?

こういうのって、おそらく先進国が何か開発がらみでやろうとする時にもてなしてきたから続いてきたもので、ウガンダの人達にすりこまれてしまったものなんだろうと思います。
ということは、例えばわたしが何かをしたいときもこの悪習にならわないと人が来ないということなのです。
このミーティングに呼ばれなかったらスタッフは、ミーティングそのものではなく、どこでやったか、何が出されたかの話でもちきりで、、、(まあ日本でもそうなるだろうけど)内容にフォーカスがなくて、残念な感じでした。


会議の流れは、
①、この会議の目的、やること
②、参加者自己紹介と会議に期待するもの
③、トップあいさつ
④、各部門のトップから四半期の振り返り
⑤、今後の課題レビューと目標設定
⑥、トップあいさつ

⑤の目標設定は、だれがいつまでに、、、というのをみんなの前で決めるのが大事ではないのか?と意見をいってみたけど、「それはトップから後日指示をする」ということになり、設定はありませんでした。その指示はいつまでに来るんだろう?
この会議で決まったものは実現されるか?





2、先週末は、日曜出勤して、パンフレットを作っていました。来週行われるBunyoro kingdum Expoに持って行くためです。

作ろう、作ろうと思って流れ流れてようやく作りました。きっかけって大事だ。
わが配属先は週末残業隊というのがいます。その人達がとても協力的で内容もチェックしてくれました。

おもて

ウラ

表裏で4つ折にして(ウガンダはこのサイズが多い)、ホテルにおいてもらおうと思います。
こういうものは独りよがりになってしまいがちで、この場を借りて、もうちょっとこうしたらいいんじゃない?って改善案あれば是非コメントおねがいします。




3、このEXPOで配布される冊子に、組織で広告を載せることになり、広告をつくりました。
これは写真がすてきでね〜。研究者の方から提供いただいたものを使わせてもらいました。
やっぱり日々観察していて愛があるからこういう写真が撮れるんだろうなあ。


これも、週末残業隊にチェックしてもらいました。
"Ohangare~~"の部分は現地語で、王朝の繁栄をたたえた言葉です。
なんかね、情報がごちゃごちゃしてしまうんですね。
せっかくの写真を活かしきれていない気がしてなりません。
どうしたらスッキリするだろうか。これも何か改善案あれば是非おねがいします。




4, 実はいま、ルワンダに来まして、今日までツーリズムの学会に参加していました。

なんと、かなぺ、発表しました!
でも、一緒にやってくれるはずだった大学の教授が、結局現れず、1人で発表することになっちゃって、大変な事になりました。
やってる途中で帰りたくなるようなお粗末な内容でこんなん初めて。
だって、来るはずだった大学の教授が考えたテーマで、わたしが発表しなければならなくなってしまったわけで、、、そりゃうまくできるわけがない。
でもいまはいい経験だったとひらきなおっています。
申込とか、結構ずさんだったので、なんか適当でちっぽけな学会だと思っていたら、、、とんでもない誤解で、けっこうちゃんとした学会でした。

聴衆は奥の方に座っているから(スライドの位置が高いから)なんかとても遠くて、それもしょんぼり

3日間、いろんな人の発表を見ました。
ツーリズムを研究する学者の世界ってこんな感じなのかというのがわかりました。
(自分が場違いだったということも、、、)
ヨーロッパの人たちの視点と、アフリカの人たの視点が違うのでそれも面白かった。
良かった事は、ちゃんとルワンダのツアーオペレーターが参加者として呼ばれていたことです。研究成果を現場の人に還元しないと意味ないっすよね。


ということで、近況でした!

まだルワンダにいます。
つぎはルワンダについて報告します。