2012年11月30日金曜日

かなぺ、”ウガンダの父”から多くを学ぶ。

本当に素敵なビジネスマンです。

ウガンダに来る前、車の中でぼけっとラジオを聞いていたら、ウガンダで活躍する日本人の方がインタビューに答えていらっしいました。

ハキハキとメリハリのある声の主は、1960年代からウガンダに渡り、衣料品工場を経営、ウガンダで雇用を生み出し、歴代大統領のシャツも製造されたという素晴らしいビジネスマン、Phenix Logistics社、社長の柏田雄一さんでした。

以来、柏田さんのことが気になってしょうがなくなり、派遣前訓練中に本を読んで、語学の授業では柏田さんについてのプレゼンテーションもさせてもらったんです。


さらに、ウガンダ到着後にオリエンテーションで、柏田さんの会社訪問が実現し、なんと私の職場(兼家)から柏田さんの職場が歩いて5分の距離だったということが発覚。
これは何かのご縁でないか?ということで、仕事が終わった後、ちょこちょこお邪魔させていただいています。
きのうの記事に書いた、ロータリークラブでのプレゼンテーションも、メンバーである柏田さんの呼びかけで実現しました。

イタリア人がこんなにいたのか、この国、っていうぐらいイタリア人が来るレストランで。
注文してから来るまで2時間かかったこともあるそうです。
ちなみに柏田さんのスパゲッティは、1時間後にきました。
わたしの顔が着任後から1.5倍にふくれあがっています。ああ、痩せたい。


アミン大統領のクーデターやアジア人迫害など、ただでさえ情勢不安定な環境の中で、計り知れないぐらいの苦難を乗り越え、現在も安価で偽物が多い中国製品と戦っていらっしゃいます。


きょうは、お昼ごはんにお邪魔しました。

いつもいろいろ質問させていただくのですが、何十年もウガンダの人達と働いてらっしゃった柏田さんに、「ウガンダの人たちにどこまで日本の常識を伝えていますか?」と聞いてみました。


「整理整頓、清潔、時間厳守の3つだね。でも、日本人の常識でつい考えてしまうけど、例えば、整理整頓ができない場合、できないんじゃなくて、する必要がなかったからしないのかも、って切り替えてみるのも大事だよね」



はーーーーーっ、なるほど、整理する必要がないからって考える。
そんな見方、できていませんでした!
それぐらいの心の余裕が必要ってことなんですね〜
70代と感じさせないほど月曜〜土曜までバリバリ働いていらっしゃいる柏田さんのお話はいつも新鮮!
わたしがプロポーザルを持ち込んだ時も、

「やりっぱなし、、のプロジェクトはダメ! 循環するしくみづくりを作りなさい」
「付加価値がなければダメだよ」
「簡単なことが大きな事になる喜びをターゲットに味合わせるようなプロジェクトづくりをしなさい」

など、いろいろアドバイスいただきました。

ウガンダに来てほんとうに良かった!
これからもお邪魔します!


2012年11月29日木曜日

ふりむいて、、、ー大金持ち編ー

環境問題をお金持ちと一緒に考えようじゃないか!ということで、、


きょうは、ウガンダに数あるロータリークラブの中でも、一番古い、カンパラロータリークラブの定例会にお邪魔しました。

ウガンダの父と呼ばれる、柏田さんからのご紹介です。(ありがとうございます!)

実は来週、このミーティングで環境問題に関するプレゼンをさせてもらえることになったんです。祝ウガンダでの初プレゼン。

スライド10分+質疑応答5分。

10分て短いんですが、ダラダラやるより短くしっかりメッセージを伝えたほうが効果的。
わたしはこれを皮切りにシリーズ化して、1ヶ月に一回ぐらいずつ話をさせていただきたいと提案しているのですが、続くかどうかはこの第一回に全てがかかっているわけで、どのネタを伝えたら一番効果的か、心に響くか、、、しっかり準備せねば!


Self Introduction Sheet で営業

USAIDがらみの会議で会う人たちにあんまり相手にしてもらえないので、
名刺と一緒にこんな自己紹介シートを配ることにしました。



この内容について、いろいろ突っ込みあると思います。
こうした方がいい、などアドバイスあれば是非おねがいします。




肝心の、反応はどうか??

出遭った方にお礼ついでにメールに添付して送っています。
返信確立が高い!返信速度も早い!

フランス人の方から「日本に行くなんて思いもしなかったけど、言ってみたくなった。」とコメントいただけました。ありがたいです。
日本はテクノロジーの国だから自然がないと思っている人が圧倒的で、流氷の写真は驚かれます。山や緑があることもみんな知らないし。

アフリカで会う先進国の人達は日本に来たことない人だらけです。(まあそりゃそうだよね)被害妄想かもしれませんが、アジア人は相手にしないって雰囲気感じられます。
だからあんまり相手にしてもらえません。

でも負けるもんか。

こっちで日本の観光の営業もできるもんだなあと改めて思いました。
ということで、日本の自然を紹介するようなA4シートも作ってみたくなりました。
もっと営業しますね!

それもこれも知床のおかげです。

知床大好き!ばんざーい!もっと魅力を知ってもらわなきゃ!

2012年11月28日水曜日

キテレツ大百科 

うわ〜〜〜〜びっくりしました。


アフリカって、キテレツなものがいっぱいです。
先週行った、Kaniyo-Pabidiの森にあったキテレツものを紹介しましょ〜




↓  何コレ?  






ん? とがってる。






うひょひょひょひょっ

樹皮じゃん!

なんだこりゃ〜〜〜〜〜







名前忘れたので、調べてまた出直します♪

2012年11月23日金曜日

マサイと行くブドンゴの森 珍道中

NFAエコツーリズムサイト調査第二弾、、、公用車の都合で3回延期になりましたが、今週いきなりドライバーさんが現れて行けることになり、4日ほど出かけて帰ってきました。

きょうは帰って来たばかりで洗濯して疲れたので、内容はまたこんどに綴ります。
とりあえず写真をご覧下さい。
同行した愛すべきタンザニアのふたりを紹介しましょう。


1人で行くのはさみしいので、職場にいるタンザニア人の交換研修生2名を誘って行ってきました。
いや〜〜 も〜〜  このタンザニア人のふたりのおかげですごい面白かったです。
二人のうちひとりはマサイ族出身。コミュニティー開発の仕事をしています。
油断するとすぐジーザスの話をしてきて、最後は「カナコも聖書を読め」と勧めてきます。そんな彼にわたしは「神様なんか信じねえ、友達の方が大事」とはっきり言ってしまったことがあります。
読書好きで、インテリです。
人に教えるのが好きな性格で、逆に教えられるのはあまり好きじゃなさそうです。
油断するといろいろ教えようとしてきます。

もう1人は、野生動物保護管理官。タンザニアの有名な学校で学んで来たプロです。
彼は常識人です。でもしゃべりまくる。唾をよけるのが大変です。笑

んも〜〜〜〜〜 とにかくこいつらよくしゃべります。
わたしを超えています。
行きの車の中4時間、、、ずっとしゃべってました。



東アフリカで一番古いと言われる、樹齢400年のマホガニー
大人8人で手をつないでようやく囲めます。
でも、ちょっと待て、、400年でそこまで大きくなるってか??さすがです。
相棒の1人が森歩きだと言ったのにチェックの布を捲いて朝登場しましてね、
もう面白くてしょうがなかった。
「マサイとして、アピールしたい」と。
おいおい誰にだ??森にか??


この二人、わたしが誘った時なんて言ったと思う??「行きたい、、でも日本人が段取りしたほうがうまくいくだろうから、おまえが準備しろ」だって。
ほんとに何も準備手伝ってくれませんでした。
なんかアフリカ人ぽくて、あきれちゃうけどかわいいです。
でもこの二人を巻き込んだおかげでややこしくなって延期になったんだけど、、

さらに、今週調査に出かける事は前から言ってあったのに、なぜかタンザニアからこのタイミングで奥さんが一週間やって来ていて、「あんたほんとに行けんの?」って聞いたら「わかってるってば、大丈夫、彼女はわかってて来てる」って。おいおい。
かわいそうな奥さん、4日間ウガンダで放置プレイ。
まったく何考えてんだかさっぱりわかりません。行動が読めません。
もう、面白いです。


Bracksmith (鍛冶屋)さんを訪問。マサイの血DNAが騒ぐ??
でも最初の一投目はよろよろと地面に落ちました。笑

まあ、文句もありますが、この二人は憎めないし、議論するとおもしろい人達なのです。
ダイエットすると言っているクセに、昼飯はフライドチキンとポテト。
facebookは人間を退化させると言うクセに、職場ではfacebook以外なにもしていない。
なんて愛らしい。人間臭いひとたちなんだろう。笑
そんな彼らと4日間とても楽しかったです。
また今度くわしく内容つづります。



***予告***





←こんな、bandaという、ウガンダ人の田舎の農家さんとかが住んでいるおうちの中身を宿泊用に改造したものに泊まりました。





←ウガンダはつる性植物がいっぱい! おもわず自分もからんでみました。
















次回の更新 乞うご期待!
(次、、いったいいつだろう???)

2012年11月18日日曜日

アフリカはやっぱりこれだ


これはだれの足跡でしょう?

(くつがダサイ。)

USAIDワークショップのエクスカーションで、マーチソン国立公園のネイチャーウォークに参加しました。

みんな「シェ〜〜」のポーズをしているのではありません。
まぶしいだけですよ。

 宿からこの景色が見えて、そして部屋で寝ているとこの足跡の持ち主の鳴き声が聞こえるのです。なんてゼータク。この川はナイル川!!ナイル川!!ナイル川!!

足跡の正体は??


ヒポ!( hippopotamus )

カバでした。



アフリカは、森を自由に歩けません。
危険な動物だらけだし、自由に歩けるようにしてしまうと森林伐採や密猟が進行してしまうからです。今回のネイチャーウォークも前と後ろにライフルを持ったガイドがついていました。彼らはガイドとして雇用が決まった後、3ヶ月トレーニングを受けてガイドとしてデビューするそうです。
今回案内してくれたジョージさんは、近くの町に家族を残して住み込みで働いています。
(この宿のスタッフも160人ぐらい、みんな住み込みなんだそうな)
数ヶ月に一回ぐらいしかまとまった休みが取れないのが、悩ましいところですが、ガイドの仕事は楽しいと話してくれました。

キリンやカバやゾウやバッファローがうろちょろしているところにずっと住んでいるってすごいことだ。

ちょっとそんなところでしばらく暮らしてみたい、と思うわたしでした。
ボランティア終わったら就職聞いてみたい。笑


***日本人ボランティアのちょっとたわごと

35人ワークショップに参加していて、このワークショップのあとのネイチャーウォークに参加したのは半数ぐらい。
エコツーリヅムの看板である、こういうネイチャーウォークにどうしてみんな参加しない?? 

こらっ! あんたたち、もっと現場を見ろよ!

 役人のおたんこナース!!

旅行した事もない人が、旅行を盛り上げることはできなくってよ!! 

って言いたかったけど言えなかったノミの心臓のちっちゃい私。 


2012年11月17日土曜日

かなぺ、黒船にしがみつく

わが配属先、アメリカの国際協力団体、USAIDから大規模支援を受ける事になりました。
管轄するうちの2つのエコツーリズムサイトにものすごい力でテコ入れが行われます。

わたしはお金をしょっていない、しがない日本人のボランティア。
思わぬ黒船の来襲に、沈没して人魚姫のように泡となればきれいだったかもしれませんが、そんなわけにいくもんか。
「ピンチはチャンスだ」という言葉を、協力隊に来てよく言い聞かせるようになりました。
ということで、黒船にくっついて生きるフジツボになろうと開き直ったのであります。笑

先週は、黒船プロジェクトのキックオフミーティングがあり、上司に懇願して同行させてもらえることになったんです!

この黒船プロジェクト、いろんな団体が乗っています。わたしたちだけではありません。
総勢35人が集まり、午前中はこのプロジェクトについてのねらい、計画の説明、午後は意見交換でした。

「ピンチはチャンス。」


このプロジェクトの一連の流れを見て行く事で、大きなプロジェクトの動かし方を学べるってことに気づきましたんですよ!
(それをこのあとこの経験を自分がどう応用するかが問題ですが、、、)

てなわけで、きょうはわたしのメモ代わりの内容ですが、この会議で学んだ事、、、

1、スタートライン形成までの手順がきちんとしていて、確実に実行されていた

このミーティングの目的はみんなを一同に集めて、「各地がこういうふうにやるから、みんな知っておいてね!それからお互い仲良くしておいて」っていうものだったんです。
会のはじめに、このワークショップはそういう場だと言う説明があり、みんなそれをきちんとわかって参加してたから、議論の軸がぶれていきませんでした。
きちんとこのミーティングまでに、ファシリテーターであるこのプロジェクトの担当者達が念入りに利害関係者のもとに足を運んで、計画について意見交換を済ませており、このミーティングの目的がはっきりしていました。
あたりまえのようで、なかなかスムーズにできんことです。


2、ファシリテーションのプロぶり。
ファシリテーター(写真右奥で立ってしゃべっている)はこのプロジェクトの進行を請け負う、環境保全団体African Wildlife Foundationのウガンダ人,カドゥーさん。(←声も体も顔も手も全部大きいステキなおじさま)これまで、アフリカのこの手のプロジェクトをたくさん手がけてきた人です。
関係者が会議中に脱線しそうになると、ジョークを交えて軌道修正。また、計画についてのいじわるな質問についても、過去にファシリテーター自身が経験した事例を上げて、うまく交わしていました。
機転が利く、みんなに平等な人。
ちっぽけな全然関係ないボランティアのわたしにも親切に対応してくれました。こういう人間でありたいと思わせてくれる人です。
弟子入りしたい。


3、雰囲気作り、演出
会場はウガンダ北西部マーチソン国立公園にある、チョベロッジという★★★★★のホテル。
http://www.chobelodgeuganda.com/


←こんな景色をみながら朝飯です。
左上に見えるは、african fish Eagle.
この川は?? ナイル川ざます!!


上司は一泊300ドルのデラックステント、かなぺは普通の、それでも180ドルもする部屋でした。
これも心理作戦的なねらいがあったのでしょう。
(この宿の値段はそれに見合っているかというと、それは疑問です。)
非日常感あふれるもてなしぶり。「旅行」が娯楽ではないウガンダの人々にはすごくいい機会だったのではないかと思います。


夜のナイル川。フロントデスクの前からはこんな景色。




いや〜 勉強になりました。

ほかにもいろいろ収穫があったわけですが、それはまた次の記事で。
とりあえず、、、黒船についていこうと思っています。



2012年11月11日日曜日

バナナペーパー続報 名刺ツクタ Business card made of banana fiber paper


例のGodfreyさんのバナナペーパーで名刺をつくってみました〜
I made my business card with using made of Banana fiber paper.
(過去のバナナペーパーの記事はこちら previous posts were the link→http://kanappe-go.blogspot.com/search/label/Making%20difference%20in%20Uganda を参照あれ)




表面がでこぼこしているので、インクののり具合がよくないっス。写真はだめだということがよくわかりました。でも手作り感があっていいかも、と思ってます。
The surface is ruff, so it isn't suit for photo.
However, I think the texture is very good.

裏面は、名刺を渡すときのちょっとした話題作りに、わたしを表すキーワードを絵にして出してみました。右下にPCの絵が見えます。
カナペがPCを入れるなんて世も末だと思う人も多いと思いますが、配属先ではアピールポイントなので入れてみました。許せ。
On the back of the Business card, I drew illustration which describes myself as my introduction.
ほかにもつっこみどころはいろいろあると思います。承知してます。でも見逃して〜。

う〜〜〜ん、、、この名刺。このクオリテではダメですね。
プリンターの紙送り君と相性が悪く、「ちょっとちょっとカナペ、固くて重すぎます」っプリンタがサボります。
なのでうまいことカラー印刷がかなわず、苦悩中。
まあ、わたし個人で配る分には問題ないんですが、あたしゃ、これを商品に出来るレベルにしたいんですよね。
However, it still need some improvement. The paper is a little heavier and harder than plain paper, so that it would not be suitable to print with a  general printer.
My aim is to promoto this paper to Ugandan. I have already given some cards to people in Kampala Rotary Club members. As I gave them I mentioned what does this card made of and they seemed interested. However, I haven't got anyone who asked me if they could make the card with the paper, so I need to make an attractive one to get people's attention.
I think I should go to printing company to ask for a help.


ウガンダのみなさんにも是非使ってほしいので、人前に出す一発目をハイクオリテ〜にしないと、、と思っています。表面がもう少し滑らかで、薄いといいのかな。

でもね、先日カンパラロータリークラブの会合に出かけたんですが、そこでちょっと配ってみたら、けっこう好感触でした。
でも、じゃあ自分もこの紙で作りたい!って人はまだ出てきません。
もうちょっとブラック心理作戦が必要なようです。話し方を変えてみなきゃ。
そしてもっとハイクオリティな印刷ができるように、印刷屋さんに相談しにいこうと思います。


さて、今年田中家からの年賀状は、お年玉付きでなくて申し訳ないですが、バナナペーパーが届くかも!
みなさん、お楽しみに。
あっでも郵送間に合えばの話です。寒中見舞いになってしまったらスイマセン。
いま、郵便番号のワクを正確にプリントできるか、とてもチャレンジングなことをお願いしています。何センチとか、いちおうルールにのっとって、お願いしてみていますが、何しろ手作業なので、味が出そうです。
そもそも10cm×14cmっていうハガキサイズにカットしてもらうのも、裁断機で一枚ずつなので、オリジナリティーあふれる仕上がりが期待できそう。

でも、あせらない、あきらめない、あなどらない、、、、、、。



そうそう、どなたかこの紙買ってみたいという勇気と善意あるかたいらっしゃったら、コメントくださるか、夫まで声をおかけください。わたしたちの年賀状を送るついでに、送れるかも???
お値段(品代と送料数%負担いただくかな)まだ販売元と交渉中なのでちょっと未定です。(そんなんじゃ誰も買わねーよなあ)

This year, hopefully, we are going to send this banana fiber paper new year greeting card!
I am now asking Mr.Godfrey to make greeting card for me. I hope they will manage to make the card for us.

If you are interested in this business card or greeting card, please contact me by posting a comment on this blog or email me!


2012年11月10日土曜日

米のやりかた、ウガンダらしさ、わたしはどうしたい?


う〜〜〜〜〜〜〜ん。
きょうは愚痴です。読まなくていいよ。


きょうはUSAIDというアメリカの国際協力組織が取り組んだ、3年間にわたるウガンダの国立公園支援事業報告表会を見に行きました。

その報告会の事業の名はSTAR-Project

アメリカのエコツーリズムコンサル会社(マーケティング)、アフリカの環境保全団体AWF(状況調査、分析、技術協力)US Forest Service(トレイル整備、人的能力開発)の3つが協力して、ウガンダの国立公園をものすごいお金と技術をかけて支援してきました。

ほんとにね、このウガンダの国立公園のwebsiteを見ただけで、うわっ、こりゃアフリカ産のサイトではないなとすぐわかります。旅行者の視点に立っていてよくできている!
このサイトもSTARプロジェクトで改善されたものです。
(ただ、サーバートラブルでたまに見られないことがあって、そこがウガンダらしい。)

このほかにも、すげえデザインセンスのいいパンフレット、環境教育教材開発、各国立公園隣接地域のコミュニティー訪問ツアーの企画開発、滞在期間を延ばすためのツアーの企画(マングーストラッキング、カバ生息数調査ツアー)、ビジターセンター設立、トレイル整備、ガイド、観光関係者のトレーニング、安全管理トレーニング、、、、、ほんとにいろいろ!
コンサル会社すごいっ、プロの仕事って感じです。


ほんとうにいろんなものがよくできています。
とても勉強になります。
実際数字にも好結果が現れているんです。
(例:国立公園近隣コミュニティーで、年収が平均で27%増し、東京ドーム3万個分の植生環境が改良、、、もっとたくさんあります。書ききれません。)




でもね、、、なんか、引っかかります。
だってね、支援そのものが全部アメリカまかせなんだもん。

うまくまわってるから、結果オーライかもしれんけど、、巨額の金を投資し、計画もアメリカ流にとりまとめ、それでほんとにいいんだろうか、これじゃあいつまでたっても支援に頼り続けるぞと思ってしまう訳です。

要するに、、、ウガンダらしさがない感じがするんです。

アメリカの国立公園の管理システムのすばらしさに感銘受けてこの業界に入ったわたしなので、諸手を上げてこのプロジェクトを歓迎していたはずなんですが、、、
このまえ行った国立公園を振り返っても、旅行者は白人だらけで、ツアーの仕組みから何から、アメリカの国立公園を旅しているみたいだし、そして、コミュニティーツアーというのにも行ってみましたが、コミュニティーの人が旅行者の前で踊りを披露してくれるんだけど、完全に「見せ物」で、踊り終わったら彼らのつくったクラフト(ありきたりなクラフト)をお情けで高い値段で買うという「お決まり」的な流れになっていて、ホストもゲストもアンハッピーな感じでなんとも後味悪かった。(アメリカ人はこれが楽しいのかな? 日本人としてはやだったよ)
これを、ビジターはほんとうに望んでいるのかな??
ウガンダに来るお客さんたちはこんな体験で満足するような人達なんだろうか????


もてなす方と、もてなされる方に圧倒的な格差を感じました。

途上国のエコツアーってこういうもんだからしゃーないと思うんですが、わたしが知床で一番楽しかったのは、感動を格差なく共有できるってことで、、、、そういう楽しさが、なんかないよなあ。


わたしも首都隊員だから、人のこと言えないけど、国立公園だけ見て帰った人にウガンダ満喫したとは言わせないぞ。と思った訳です。
1−2週間旅しに来るだけの人達もウガンダが五臓六腑にしみわたるようなツアーが出来たらいいなあ。


このアメリカのプロジェクトは、名前を変えて、あたらしいものが来年から3年計画で始まります。



ものすごい成果が羅列されている報告書を読んで、ただ単に大人げないジェラシーだったのかもしれませんが、落合じゃないけど、”オレ流”のやり方を考えながら二年間活動しようと思いました。

***なんか何が言いたいのかよくわからんこと書いてすいません。完全に愚痴だな。これ。





+++おまけ+++
最近、うちに帰るとこの猫がドアの前に座ってるんです。
この猫、たぶんうちのまわりの害獣を食べてくれている貴重な存在。ありがとね。


名前をつけました。






”情報共有”


↑ウガンダ社会で足りないんだもん、これが。
だからって猫につけるこたーないけどさっ。


情報共有くん、これからも害獣食べてね♥


2012年11月6日火曜日

しばらくジャックと暮らそう


カナコ、これはテストバージョンだ、これが大丈夫だったらホンモノ持ってくるから。」

わたしの心の拠り所、Mr.カビさんが、そういって車のトランクからあのフルーツを出して来ました。

うわ〜〜ジャックさんじゃありませんか。(ジャックフルーツという果物)
うちの敷地内にいっぱい生えていて、仲良しの警備員さんに「あれ熟れたら一緒に食べたいから声かけて」って言ってるのに、ちっとも持って来ないよお、とMr.カビにこぼしたら、カビさんが家に生えてたのを持って来てくれたんです。



キャッサバ、かぼちゃ、ピーナツパン、パイナップル、、、わたしはカビに完全に餌付けされている。
ありがとう。あなたがいる限りわたしは国に帰るなんて言わないわ。

で、このジャックさんをわたしは食べた事がなかったのですよ。
だって、1人じゃ大きすぎて手に負えない感じだし、緑だし、ニキビ面だし。

しかしとうとう制覇する日がやってきたわけです。

「カナコ、食べるときは、とりあえず半分に切って、中の芯をのぞいて、繊維みたいなの取って、種のまわりの柔らかいところを食べなさい」
「はい、Mr.カビ。やってみるべ」(←よくわかってないけど、返事してしまい、日本人を自覚)

さて、いただいたジャックさん。
相当大きかったんです。この写真だと卵が鼻くそみたいに見えますね。


いったいどうなることやらと思いながらうちに持って帰り、恐る恐るカ〜〜〜ット!

切ってみたら、チューインガムのおばけみたいなのが、日本から送ってもらった100円ナイフにまとわりつきました。で、ナイフはベタベタで再起不能。ああ、キミはインド洋を横断した貴重な100圴ナイフだったのに、、、、アーメン。

そして中身は、、、、こんなでした。

うわ〜〜、どこ喰うんだ??と戸惑いましたが、カビが「種のまわりを食べるんだよ、覚えとき」と言っていたのを思い出して、とにかく犬の用にむさぼり喰いました。そしたら顔にガムみたいな粘着物質がついて、午後は罰ゲームのあとみたいな惨めな姿で仕事しました。

でもお味はうまいじゃないですか!
あまりにおいしくて、4分の1をその日のうちに消化しました。
そしてきのうの昼からかれこれ5食にわたりこのジャックさんを食べています。



「Mr.カビ、甘くてうまかったです」ときょう報告しましたら、、、


「そうか、気に入ったか。よしっ、あれはテストだからな。明日はreal oneを持ってくる」

「へ? real oneて何すか?」

「2倍の大きさのが今熟してきてるんだ。フッフッフ。シェアしよう。」

「!!!!!」





ということで今月は、ジャックさんと暮らす事になりそうです。
太るぞぉぉぉ。