2012年11月10日土曜日

米のやりかた、ウガンダらしさ、わたしはどうしたい?


う〜〜〜〜〜〜〜ん。
きょうは愚痴です。読まなくていいよ。


きょうはUSAIDというアメリカの国際協力組織が取り組んだ、3年間にわたるウガンダの国立公園支援事業報告表会を見に行きました。

その報告会の事業の名はSTAR-Project

アメリカのエコツーリズムコンサル会社(マーケティング)、アフリカの環境保全団体AWF(状況調査、分析、技術協力)US Forest Service(トレイル整備、人的能力開発)の3つが協力して、ウガンダの国立公園をものすごいお金と技術をかけて支援してきました。

ほんとにね、このウガンダの国立公園のwebsiteを見ただけで、うわっ、こりゃアフリカ産のサイトではないなとすぐわかります。旅行者の視点に立っていてよくできている!
このサイトもSTARプロジェクトで改善されたものです。
(ただ、サーバートラブルでたまに見られないことがあって、そこがウガンダらしい。)

このほかにも、すげえデザインセンスのいいパンフレット、環境教育教材開発、各国立公園隣接地域のコミュニティー訪問ツアーの企画開発、滞在期間を延ばすためのツアーの企画(マングーストラッキング、カバ生息数調査ツアー)、ビジターセンター設立、トレイル整備、ガイド、観光関係者のトレーニング、安全管理トレーニング、、、、、ほんとにいろいろ!
コンサル会社すごいっ、プロの仕事って感じです。


ほんとうにいろんなものがよくできています。
とても勉強になります。
実際数字にも好結果が現れているんです。
(例:国立公園近隣コミュニティーで、年収が平均で27%増し、東京ドーム3万個分の植生環境が改良、、、もっとたくさんあります。書ききれません。)




でもね、、、なんか、引っかかります。
だってね、支援そのものが全部アメリカまかせなんだもん。

うまくまわってるから、結果オーライかもしれんけど、、巨額の金を投資し、計画もアメリカ流にとりまとめ、それでほんとにいいんだろうか、これじゃあいつまでたっても支援に頼り続けるぞと思ってしまう訳です。

要するに、、、ウガンダらしさがない感じがするんです。

アメリカの国立公園の管理システムのすばらしさに感銘受けてこの業界に入ったわたしなので、諸手を上げてこのプロジェクトを歓迎していたはずなんですが、、、
このまえ行った国立公園を振り返っても、旅行者は白人だらけで、ツアーの仕組みから何から、アメリカの国立公園を旅しているみたいだし、そして、コミュニティーツアーというのにも行ってみましたが、コミュニティーの人が旅行者の前で踊りを披露してくれるんだけど、完全に「見せ物」で、踊り終わったら彼らのつくったクラフト(ありきたりなクラフト)をお情けで高い値段で買うという「お決まり」的な流れになっていて、ホストもゲストもアンハッピーな感じでなんとも後味悪かった。(アメリカ人はこれが楽しいのかな? 日本人としてはやだったよ)
これを、ビジターはほんとうに望んでいるのかな??
ウガンダに来るお客さんたちはこんな体験で満足するような人達なんだろうか????


もてなす方と、もてなされる方に圧倒的な格差を感じました。

途上国のエコツアーってこういうもんだからしゃーないと思うんですが、わたしが知床で一番楽しかったのは、感動を格差なく共有できるってことで、、、、そういう楽しさが、なんかないよなあ。


わたしも首都隊員だから、人のこと言えないけど、国立公園だけ見て帰った人にウガンダ満喫したとは言わせないぞ。と思った訳です。
1−2週間旅しに来るだけの人達もウガンダが五臓六腑にしみわたるようなツアーが出来たらいいなあ。


このアメリカのプロジェクトは、名前を変えて、あたらしいものが来年から3年計画で始まります。



ものすごい成果が羅列されている報告書を読んで、ただ単に大人げないジェラシーだったのかもしれませんが、落合じゃないけど、”オレ流”のやり方を考えながら二年間活動しようと思いました。

***なんか何が言いたいのかよくわからんこと書いてすいません。完全に愚痴だな。これ。





+++おまけ+++
最近、うちに帰るとこの猫がドアの前に座ってるんです。
この猫、たぶんうちのまわりの害獣を食べてくれている貴重な存在。ありがとね。


名前をつけました。






”情報共有”


↑ウガンダ社会で足りないんだもん、これが。
だからって猫につけるこたーないけどさっ。


情報共有くん、これからも害獣食べてね♥


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