管轄するうちの2つのエコツーリズムサイトにものすごい力でテコ入れが行われます。
思わぬ黒船の来襲に、沈没して人魚姫のように泡となればきれいだったかもしれませんが、そんなわけにいくもんか。
「ピンチはチャンスだ」という言葉を、協力隊に来てよく言い聞かせるようになりました。
ということで、黒船にくっついて生きるフジツボになろうと開き直ったのであります。笑
先週は、黒船プロジェクトのキックオフミーティングがあり、上司に懇願して同行させてもらえることになったんです!
この黒船プロジェクト、いろんな団体が乗っています。わたしたちだけではありません。
総勢35人が集まり、午前中はこのプロジェクトについてのねらい、計画の説明、午後は意見交換でした。
「ピンチはチャンス。」
このプロジェクトの一連の流れを見て行く事で、大きなプロジェクトの動かし方を学べるってことに気づきましたんですよ!
(それをこのあとこの経験を自分がどう応用するかが問題ですが、、、)
てなわけで、きょうはわたしのメモ代わりの内容ですが、この会議で学んだ事、、、
1、スタートライン形成までの手順がきちんとしていて、確実に実行されていた
このミーティングの目的はみんなを一同に集めて、「各地がこういうふうにやるから、みんな知っておいてね!それからお互い仲良くしておいて」っていうものだったんです。
会のはじめに、このワークショップはそういう場だと言う説明があり、みんなそれをきちんとわかって参加してたから、議論の軸がぶれていきませんでした。
きちんとこのミーティングまでに、ファシリテーターであるこのプロジェクトの担当者達が念入りに利害関係者のもとに足を運んで、計画について意見交換を済ませており、このミーティングの目的がはっきりしていました。
あたりまえのようで、なかなかスムーズにできんことです。
2、ファシリテーションのプロぶり。
ファシリテーター(写真右奥で立ってしゃべっている)はこのプロジェクトの進行を請け負う、環境保全団体African Wildlife Foundationのウガンダ人,カドゥーさん。(←声も体も顔も手も全部大きいステキなおじさま)これまで、アフリカのこの手のプロジェクトをたくさん手がけてきた人です。
関係者が会議中に脱線しそうになると、ジョークを交えて軌道修正。また、計画についてのいじわるな質問についても、過去にファシリテーター自身が経験した事例を上げて、うまく交わしていました。
機転が利く、みんなに平等な人。
ちっぽけな全然関係ないボランティアのわたしにも親切に対応してくれました。こういう人間でありたいと思わせてくれる人です。
弟子入りしたい。
3、雰囲気作り、演出
会場はウガンダ北西部マーチソン国立公園にある、チョベロッジという★★★★★のホテル。
http://www.chobelodgeuganda.com/
←こんな景色をみながら朝飯です。
左上に見えるは、african fish Eagle.
この川は?? ナイル川ざます!!
上司は一泊300ドルのデラックステント、かなぺは普通の、それでも180ドルもする部屋でした。
これも心理作戦的なねらいがあったのでしょう。
(この宿の値段はそれに見合っているかというと、それは疑問です。)
非日常感あふれるもてなしぶり。「旅行」が娯楽ではないウガンダの人々にはすごくいい機会だったのではないかと思います。
夜のナイル川。フロントデスクの前からはこんな景色。 |
いや〜 勉強になりました。
ほかにもいろいろ収穫があったわけですが、それはまた次の記事で。
とりあえず、、、黒船についていこうと思っています。
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