明日から、Jinjaという第二の都市で 農業祭というのがあります。
最新の農業機械とか農業技術とか紹介するイベントで、ウガンダでもかなり大きいイベントなんです。
そのイベントに我が配属先も出ます。樹木の種やら苗木を出すそうです。
そこで、無料配布できるパンフレットかなんか作ったらどうかな?って提案しました。
そしたら言い出しっぺのわたしが作ることになりまして、作ったのがこれ。
ない知恵を絞り出してつくりました。
こちらおもて。三つ折りです。右端がいちおう表紙
真ん中部分が裏表紙になります。
ほんとうはここに地図を載せていましたが、
消してそのかわりに支所のアドレスを入れろというので、
ゴチャゴチャするけど入れました。
ウラです。目的ごとに売れ筋の苗木を紹介しています。
下部分の情報がすくないよお、、、、、。
最後これに落ち着いたんですが、ここまでくるのに一悶着。
もめたのは、表紙。
わたしゃ、シンプルなのが好きなんです。
だから、タイトルと写真だけいれてました。
そしたら相談してたマーケティングの人が、「カナコ、この表紙かえよう」って。
カナペ「あれっ?なんかダメっすか?」
マーケティング担当「このオモテの真ん中にある、このコンタクトの部分が一番大事だから、これを表紙にしたい。」
???は???
かなぺ「ん? もっかい言ってください」
マーケティング「だからさあ、、この問い合わせ先がこのチラシで一番重要だと思うんだ。だからこれを表紙にしようって言ってんの」
つまり、このズラズラ書いてある、支所の情報とかを表紙にしろというのかー??
なにぃー?? そんな掟破りなことがあるのかー?
問い合わせ先はふつう裏表紙でしょう?
予想もしなかった提案に、心が3mぐらい下がる。
かなぺ「写真消してしまうってこと? アドレスだけ表紙にずらずらならべるんですか??」
マーケティング「そうそう」
えーー!!??ヘンだよ!!
かなぺ「ちょっとちょっと、それは斬新ですね、でも、意味わかりませんよ。何のパンフかわからんじゃないですか。表紙って文字が多いと敬遠されて持って行ってもらえなくなりませんかねえ?」
マーケティング「いや、大丈夫だ。みんなが欲しい情報だもん」
おいおい、真面目に言ってんのか。
文字だらけのパンフなんて誰が見るの?
ここは負けてはならん。
かなぺ「いや、あり得ないっすよ」
マーケティング「ほかのパンフレット見てみ、みんな住所書いてあるでしょ?」
かなぺ、見てみる。
しまった、、、
たしかに。けっこう書いてある。
字ばっかりだヨ!
こんなん誰ももらってってくれないんじゃないかな?
まあ、私の作ったのだってたいしたことないのは百も承知ですが、でも表紙に連絡先がずらっと並ぶより、まだちゃんと表紙らしいものがあるほうがいいんじゃないか??、、、卒倒しそう。
かなぺ「.............」
だまってみる。
マーケティング「わかた、今回は、カナコのいうとおりにしよう。でも、写真の下にうちの本部の住所は入れてくれ。」
かなぺ「オッケー♥」
マーケティングさんは、若干不満気味でしたが、押し出しでカナペ辛勝しました。
なんかね、Simple is Best という言葉はこの国には ないんですね。
服のコーディネートとかはすごくいいんですけどねえ、なんで出版物になると、こんな色使いやら、文字の大きさやら、フォントやらえらいことになるんだろ。
とにかくごちゃごちゃ、いろいろ、国旗に写真に文字に,,,etc 五目焼きそばみたいなのがいいみたいです。
これって、昭和の日本の家と同じだなあ。
だから、欧米の援助機関が作った出版物か、ウガンダの人が作った出版物かどうかは一目見ればわかります。
配る相手に合わせるべきなんだろうけど、、、
さいごに、
できあがって、マーケティングに印刷したいけど、紙ある?って3回目だけど聞いてみたら(1週間前から催促していた、、、)、
「ない!カナコ、とりあえずエコツーリズムの部門の紙かしておいて!」
カナコ成長しました。
ははーん、やっぱりね。これも予測済み。準備しといた。
そしてキレなかった。
でもここでわたしが紙を出すと、次も期待して来るのは目に見えている、、、。
でもせっかく作ったのに、、、。ううう。
いつもこういうジレンマとの戦いです。
月曜日の朝出発するらしいから、、日曜日の夜、結論出すか、、、。