2013年4月7日日曜日

竹のはなし Bamboo Charcoal

きょうは竹のはなし


↑ これはわが職場裏です。

なんとびっくり、ウガンダは竹が自生しています。

で、もっとびっくりなのは、きのう、この竹と生ごみで炭を作ってる人に遭遇!



ウガンダは、まだガスが全然普及してません。

料理に用いるのは、
1位 薪(86.2%),
2位 炭(45.7%) がほとんどで、
以下、灯油コンロ(4%), 電気(2.4%), ガス(1.8% 含むかなっぺ)です。
*WWF2012資料より

一日に、平均1.33kgの薪が各家庭で消費されているそうで、森が消えている原因のひとつです。

なんとか別の方法で燃料を作り出せないか?ということで、成長が早い竹と、生ごみを再利用して作ったのがこの竹炭!


面白いじゃないか!

この首都カンパラでわたしが出会った、この人頑張ってるなと思わせてくれる人達は、
みんな政府に過度に期待せず、自分でできることは何か自分で考えて、やっている人たちです。そういう人達は、話していて前向きでとても楽しい。環境のことかんがえてる。

これを作っている人は、私有地で竹を育て、ワーカーを雇ってこの炭を作っているそうな。
しかも、ワークショップを開いていて、コミュニティーグループを呼んで、教えているとのこと。

うーん、ここまではいい話なんだけど、、、



こういうのが普及しません。なにしろ、値段が高いのだ。


この、炭は6−8時間もつそうです。お値段2000シリング(500mlコーラ一本分相当)
入れ物のストーブはこの炭専用なので、50,000シリング(1600円相当)
一方、専用でない、ふつうの木炭を使うストーブは15,000シリング(500円相当)

そりゃ、買わないよね。

木切ってきたほうが、安いし、手っ取り早いよね?
生活に余裕がないとこれは買えない。そして余裕がある人はガスが買えるのだ。
それでもこれを選んで使っている人がいるとは思えん。

この竹炭のように、「おっ」というアイデアはいっぱいあるんですが、コストがかかるため普及しないんです。
ガスを普及させてほうがういいのか、、悩ましい。




竹に話を戻すと、プロダクツもいろいろ考えているようです。

竹でこんなもの作れるんだと見せてくれたプロダクツ見本。
右側は靴下です。でもこれは全部中国でつくられたもの、ウガンダでは作ってません。

きのう売られていたのは、ブレスレットとイヤリング。でもはっきり言って、買わんわ、こりゃ。

 もうちょっと、
こころを揺さぶるイイものができたらいいんですがねえ〜
これじゃあ、輪切りにして色塗っただけだろ。


日本ではどんなもの作ってたっけ?
と日本が気になるのでした。

2 件のコメント:

Gok さんのコメント...

初めまして、Kanappe様

竹のお話し大変興味深く読ませていただきました。私たちは発電する鍋をひっさげて楽しいことをしてやろうと、パートナーが現在キソロの村に入っています。よかったらメールでお話しさせていただけませんか?

http://www.facebook.com/pages/The-Wonder-Pot/326912880687723

福岡市より
岡本 剛 拝

Kanappe さんのコメント...

岡本さん、こんにちは
コメントありがとうございます。

発電する鍋??
すごい話ですね!!
とても興味深いです。

facebookで、Kanako Arai Tanaka で探してみていただけますか?
そちらからメッセージいただけますと幸いです。