2012年12月21日金曜日

環境とウガンダ人



このごろ私は「Development & Environment」というタイトルでプレゼン行脚をしています。

同じプレゼンを5回ほど首都に点在するお金持ちグループをまわってやりました。

プレゼンの内容はというと

高度経済成長期、日本は先進国に追いつくように一生懸命で環境問題への意識が足りなかった。
→そして気がついたら、いろんなものなくしてた。
→いま取り戻そうとしてるが、いったん壊したものをなおすには、ものすごく時間がかかる。おそらく自分たちの世代だけでは解決できないことだろう。
ウガンダの人は、後発の利益として、先発隊(西側諸国)が犯した失敗を繰り返さないで欲しい。素晴らしい自然を守って欲しい。


というものです。

話し方を少しでも間違えると、上から目線になってしまって、気を悪くする人もいます。
なので、めちゃめちゃ気をつけて話します。

問題は、プレゼン後の質問タイムで、ありとあらゆる問題が降り掛かってきます。
容赦ないです。日本みたいに、こんなこと聞いたら失礼かななんて配慮は皆無。
だからおもしろいんだけど、、、

きょうの意見や質問では、、、

①ウガンダは農業で成り立っているが、農業に悪い影響を与えないでうまく発展する方法にはどんなものがあるか、これから考えたい(職業:自称カウボーイ)
②途上国の犠牲のうえで今の西側社会があるのに、いま途上国が発展しようとしたら、環境に配慮しろというのはムシがよすぎる話なんじゃないのか。日本で走れなくなったディーゼルをこちらに売ってもうけてるなんてひどい話だ(職業:環境法を勉強した弁護士)
③レジ袋やめてうちの国は天然素材のバッグを使おう!(職業:公認会計士)
④京都議定書にサインしなかったくせに、何言ってやがる(職業:不明)
⑤この予算のない状況でどうやったら効果的にゴミ問題を解決できるんだろうか?(職業:不明)

ほんとにいろいろ出ました。

受け取り方は人それぞれで、物議をかもす内容です。
今日も②の人の意見は、ぐさっとささってきました。
やりはじめのころは②のような意見を聞いていちいちくじけていましたが、最近は正直な意見でうれしい、友達になりたいと思えるようになってきました。
(わたし傲慢なだけかな??)


そしてさらに、、救われているのは、終わった後に毎回誰かひとりは「大学で環境学を勉強しました。こういうこと伝えてくれる人がいてうれしい。いろんな意見を言う人がいるけど、僕はあなたを応援してる。もっとこのレクチャーいろんなところでやってください。」とこっそり感想を聞かせてくれる人がいることです。
涙が出そうになるほど励まされます。


ありがたいことに、来年も少なくとも2カ所で話させてもらえる事が決まってます。
感謝感激。

もっともっとみんなと語りたい!!

2 件のコメント:

minmin さんのコメント...

私も②の意見は、まんまその通りだと思うし、これを言わないで、環境保全だけを言うのは違うと思う。
でも、実際はかなり厳しくて、その現場にいるかなっぺはやっぱりすごいと思うよ。
やっぱりちゃんと経済が回っていないと何も続かないとも思う。エコツーリズムは好きじゃないけど、本当にきちんと機能するエコツーリズムがあるなら、すごくいいのに。
なんちゅうか、ユニクロみたいに、今まで誰も見たことがないような新しいやり方とか、そういうのが必要なんだろうね。

Kanappe さんのコメント...

みんみん、いつもありがとね。励まされています。
この弁護士さんとプレゼン終わってから話したんだけど、すごい厳しい事つっこんでくるから逆に面白かった。
辛口でいろいろ言いたい放題言ってくれる人のほうが、なんか信頼できる気がするんだよね。

エコツー一本で本業とするのは難しいね!!
給料がないと結局ガイドも自然守ってる場合じゃなくなってるのが現状なんだよね。
ここはうまくいけば理想の場所になるようなすごく面白いサイトがあるんだけど、給与の未払いとかでいろんなことが崩れていて、すごくもったいないなと思ってます。
横領とかあたりまえになってて、現場まで現金が行き渡らないんだ〜、民営化したほうがうまくいくんだよね。ここは。
自分でロッジ経営して動かしてみたらどうかと思っています。
みんなでやらない??